ニシンの梅煮 若竹煮 焼き茄子とオクラのおひたし
1月にもなるとデンマークでも良い魚が出まわります。
鰯だと思って買ったんですが、肉質が全然違う...。
食べてみるとニシンの様。
この鱈とニシンの組み合わせは北の共通点ですね。
北海道の漁場と似てるんでしょう。
でももっと北海道の様にグルメになってほしいが...。
梅肉も手に入ったので、梅煮を作りました。
ニシンの梅煮 2人分
ニシン 4尾
梅干 2個
酒 200
かつお出汁 200
薄口 50
みりん 50
強めの中火で煮汁が半分になるくらいがポイントです。
青魚はしょうがや梅肉と一緒に煮ることで独特の臭みはなくなりますね。
さっと煮た程度でしたが、骨まで食べれる柔らかさでとても美味でした。
煮魚を食べる時に思い出すのが、うちのお父さんがやってた猫ご飯(まんま)。
魚の煮汁をかけたご飯のことみたいですが、まあ、字義どうりの猫の餌からきてる呼名だと。
調べてみると、日本の食事マナー上では好ましくないとされる食事法という意味もあるみたいです。
今日は竹の子と茄子も手に入ったのでもう2品。
竹林なんてないと思いますが、これは缶詰めではなく、袋詰めにされた水煮です。
中国店にて購入ですが、
おそらくどこかで個人的に栽培されてる人がデンマークにもいるみたいです。
詳細を聞きたかったですが、
彼らと話すといつもかみ合わないわ、喧嘩になるわでやめました。
若竹煮 4人分
竹の子 500g
わかめ 50g
出汁 400
酒 40
みりん 20
薄口 20
塩 少々
水煮の竹の子だと独特の食感はないですが、ヨーロッパで食べれる貴重な食材です。
水煮の仕方が悪いのか、匂いがきつかったです...。
日本では米糠と、輪切り唐辛子などを用いてアク抜きするのが一般的ですが、
中国ではアク抜きをする代わりに高温の油で揚げたりするらしいです。
茄子はデンマーク産の立派な丸茄子がスーパーに売っています。
それよりも、寒さにめっちゃ弱い温帯野菜のオクラが一年中出回ってるのが謎だ。
一部のアラブ店で売ってますが、輸入するほどの需要もないだろうに...。
焼き茄子とオクラのおひたし 4人分
茄子 2本
出汁 400
薄口 20
塩 少々
この出汁に浸すという古くは奈良時代からの日本独自のおひたしという調理法。
いままでいろんなデンマーク人に食べてもらいましたが
このはっきりしない微妙で繊細な味はヨーロッパの人にはわからないみたいです。
いつも醤油をドボドボかけられるので、作り手としてはがっかりです。
by silga | 2008-01-27 17:59 | ニシンの梅煮 若竹煮