Farsbrød とセロリのピューレ
材料 A
子牛、豚肉合挽き肉 500g
卵(Mサイズ) 3個
牛乳 30~50cc
玉葱(微塵切り) 2個
ニンニク(微塵切り) 2欠片
香草(全て微塵切り)
ローズマリー
パセリ
タイム
赤ワイン 10cc
オリーブオイル 少々
溶かしバター 少々
トマトペースト 10g
ナツメグ 1個(摩り下ろす)
塩、黒胡椒 適量
乾燥パン粉 適量
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ベーコン 1パック~2パック
復活祭が近くなりましたのでその食べ物を。
僕の一番好きなデンマーク料理の一つです。
伝統的に復活祭前のある一定期間中は肉、乳製品、卵などが禁じられている為
復活祭当日の解禁日には食卓にたくさんの動物性食品が並ぶそうです。
このミートローフにしてもヨーロッパの各国では色々スタイルが違っていて面白いものです。
フランスやイギリスでは中にゆで卵をいれたりと様々ですがデンマークのミートローフの特徴は
周りにベーコンを巻着込むところ。
作り方は写真の通り、全ての材料Aを混ぜ合わせ
Farsbrødの語源通りパンの形に成形してベーコンを巻き込んでいきます。
160度から170度のオーブンでじっくり30分から1時間火を入れていきます。
(指でちょっと押して透明の肉汁がでてきたら中まで火が通っていますよ)
この料理のコツは繊細に作らないところですw。
今までたくさんデンマーク料理を作ってきましたが美味しく作るコツを聞かれると
悲しいかなこれが僕の結論です。
時間をかけず漁師料理の様に豪快に作ってみてください。
たまねぎも炒める必要はなく、全ての材料も粗微塵で良いです。
日本のハンバーグのように小一時間滑らかになるまでネタを混ぜ込んでいく必要もありません。
(したにこしたことはありませんがミンチの形状が多少残る雑さもまた味です)
もちろん盛り付けも豪快に。
そして今回はセロリのピューレを添えてみました。
僕は肉料理には必ず何かの野菜や果物のピューレを作っています。
人参、じゃが芋、かぼちゃ、りんご、マンゴー何でもでもいいです。
前述したコツですが、デンマーク料理に限らず全ての料理全般に対してですが
もう一つ、僕はいつも何かしらの「遊び心」を入れて作っています。
もちろん相性やバランスも大事ですが、
例えば味も単調で派手さのないデンマーク料理に”何かを”という感じ。
また違った世界が見えてきて色々な発見にもなるので試してみてください。
材料は
セロリ200g(皮を包丁でそぎ落とし薄くスライス)
生クリーム 200~250cc
生クリームをかぶる程度までいれ弱火で完全に火が通るまでコトコト煮ていきます。
ハンドブレンダーなどで滑らかになるまでブレンドする。
改めて少し煮詰め後、塩コショウで味付けしてください。
by silga | 2011-03-29 19:47 | 日常などなど